無窮洞(むきゅうどう)
無窮洞は、戦争中に宮国民学校の先生と子どもたちによって掘られた防空壕です。 「無窮」とは「きわまりないこと」「かぎりないこと」で、日本と子ども達の将来がいつまでも栄える ことの願いをこめて書かれたそうです。当時小学生だったお年寄りの話によると、男の子は小さな 体でくわやツルハシで少しずつほっていき、女の子はホゲで土運びをして手伝ったそうです。そして 全校生徒六百人が入れる広い地下壕ができました。
その部屋には、石でできた教卓やローソク立て、書類棚、倉庫、トイレなどもあり、防空壕で生活 できるよう準備されていました。入り口は、川の方に二つあり、山へ出る非常口は風の通風口でも ありました。山から下の方へ掘るものと、中から上に掘るものがつながった時は、大変喜んだという ことです。
調べてみて思ったことは、無窮洞は人の手で作られ、いろんな工夫がされていたので生活にも 役だったと思いました。また昔の人はどんな生活をして、どんな1日を過ごしているのかすごく気に なりました。これから調べてみたいと思います。
☆紹介文は、宮小学校文化クラブのメンバーが作成したものです。
*令和3年 写真更新 一枚目の右に移っている石碑は、「宮村学校教育発祥之地」とあります。 河川工事が行われる以前は、この場所に学校施設が建っていました。
|